グラパBGFW(グリースオイル)

摩擦力と摩耗を大幅に軽減できるグリース高性能極圧潤滑油改良剤

グラパBGFWは・・・

ベースオイルにCTHz3を混合したグリース用添加剤です。

耐荷重、耐摩擦性能、耐摩耗性能を向上するため「高性能極圧潤滑油改良剤グラパBGFW」を添加することで重さ、滑りなどを良くし回転がスムーズになります。

現在、市販されているグリースの添加剤は一般的にグリースの中に添加剤(化学製品)を入れた商品がほとんどです。グラパBGFWは単体でベースオイルに天然の原料を使用しています。

グリースを使用している箇所にグラパBGFWを注入することによりベアリング、ギア等の摩擦摩耗面にグラパBGFWが定着しスムーズに回転し、さらに腐食防止(劣化)を防ぎ、グリースの目減りを防ぎパーツの交換の寿命を延ばしてくれます。また、機械、車両、船舶における雑音も低減できます。

グラパBGFW

特長と効果

高性能極圧潤滑油グラパBGFWの特長

耐熱性に優れている。(高温にさらされても油分離が少ない)

耐水性に優れているので、水混入による軟化流出が少ない。(水で洗い流されるような条件下でのポンプやシャーシ各部に使用できる)

機械安定性に優れているので、ちょう度変化が少なく長時間使用できます。

摩擦・摩耗軽減、部品の寿命。

グリースの金属面への付着性が強く、過酷な条件でも摩耗を防止します。

酸化安定性が優れているので、長時間の使用に耐えられます。

防錆性が優れているので、低温時・水混入時にも錆の発生を防ぎます。

<乗用車>への注入

<乗用車>への注入

<精密機械>への注入

<精密機械>への注入

旋盤写真

旋盤写真

【グリースの構造と特性】

グリースの構造は、増ちょう剤である石けん繊維(網目構造)の隙間に油分が毛管力によって保持され形成されます。例えて言えば「スポンジに水を含ませた状態」を想像すると理解し易いでしょう。水が潤滑油でスポンジが増ちょう剤に当たります。グリースは、基本構造の2成分が各々独立性を持ちながら一体になり(化合でもなく、また単なる混合とも異なる)、液体潤滑油やワックス製品には見られない独自の物理化学的性質があります。その主な特性は、流動性、油分離及び熱的性質です。 また、高性能極圧潤滑剤グラパBGFWを注入することにより摩擦・摩耗、耐荷重性能を発揮できます。

グラパBGFW

【流動性】

グリースは潤滑油とは異なり、半固体状である為、ある程度以上の応力が加わると流動する(非ニュートン流体)性質があります。これは、グリース中に石けん繊維が分散している事に起因しています。

【油分離】

グリース潤滑は、適当に油分がしみ出す(分離する)ことが必要ですが、分離が早すぎても油分が無くなりグリースは硬化して寿命となります。残りの油分が40~60%以下になると油はそれ以上分離しなくなると言われます。

【熱的性質】

グリースは加熱しても単一物質の様な明確な相変化を示しません。石けん系増ちょう剤のグリースは、加熱過程において多くの場合グリースの硬さが曲線的な変化を示します。

グラパBGFW試験表

<使用方法>

  • 必ずエンジンを停止させてから注入してください。
  • 使用するときは「グラパBGFW」を4~5回よく振ってから注入してください。
  • 容器の先をゆるめ本体の先を差し込んで注入してください。
  • ※ガソリンや軽油などの燃料タンクおよびエンジンオイルには絶対入れないでください。

<成分>

ベースオイル・グリース・CTHz3

原料のSEM写真

原料のSEM写真

<使用量>

  • 車両、小型精密機械、:200mlを目安に使用してください。

<用途>

  • 機関産業(電力、飛行機、船舶、電車、車両)、精密機械、重機、農機具等のシャーシ(車の足回り機構)、路線バスのホイルベアリング、コンクリート振動機、鉄道車輌等の転がり軸受け、すべり軸受け、衝撃荷重を受ける圧猛機軸受け、ウォーターポンプ、スプリング及び歯車にいたるまで広範囲で使用されています。
  • 自動車・各種建設機械・農機等のベアリング周り、転がり軸受け、すべり軸受け等、広範囲のグリース使用部分に使用できます。

※<グリースで使用できない用途>

  • 本商品は、通電性がありますので、絶縁グリースには絶対に使用しないでください。
  • リチウム系の汎用グリースを基本に設計された添加剤のため特殊用途には対応できない場合があります。
  • シリコン系グリース、生分解性グリース、食品機械用グリース等。

<使用上の注意>

・火気の近くで使用しないでください。

・用途以外に使用しないでください。

・長時間臭いを嗅ぐと有害です。通気の良い所で使用してください。

・使用後は石鹸で手をよく洗ってください。

・他の添加剤や改良剤との併用は避けてください。

<応急処置>

・飲み込んだ場合:吐き出させず、直ちに医師の診断、手当を受けてください。

・目に入った場合:コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外して、洗浄してください。水で数分間、注意深く洗ってください。刺激が持続する場合は、医師の診断、手当を受けてください。

・皮膚に付着した場合:衣類に付着した場合は速やかに脱いでください。皮膚を速やかに多量の水と石鹸で洗ってください。医師の診断、手当を受けてください。

・吸引した場合:空気の新鮮な場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息してください。

<保管及び廃棄方法>  

・乳幼児の手の届かないところに保管してください。

・直射日光の当たる場所や40℃以上になる場所、凍結する場所に保管しないでください。

・廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従ってください。

・空容器を廃棄するときは、内容物を完全に除去してください。